矛盾 〜0320
〜since 2009.3.20.
いらっしゃいませ。
ここはStepManiaで使用するDWIを公開していくサイトです。
ご利用上の注意事項。
・ここで公開していくDWIは、曲元様の許可を得て制作、公開をしております。
・当サイトで公開するDWIは、3,4つ押しが解禁されています。ご理解のほどを。
・難易度は1〜13の範囲で制作。 バナーをクリックしていただけますと、ダウンロードできます。
・zipに同封されているファイルの無断転載、及び二次配布はご遠慮下さい。
・動作環境はIEをお勧めします。火狐では正常に表示されない可能性があります。
大晦日。〜12.31.
やっとPC直りました!そして大晦日!蕎麦食って元旦に備えます!
みなさんよいお年を。来年もよろしくお願いします!チュナイ!
サンボル、弐寺をやり始めたり、天庭の発売に一喜一憂したり、好きな漫画を日記に載せたり、新しくアルバイトを始めたり等々
実りがあったんだか無いんだか腐り落ちたんだか分からない一年でした。
只真っ当に生きることも大事だけど少し寄り道回り道する事も大事なことだと思いました。様々な経験を活かして柔軟に対応していきたいです。おわり。
サンボル。〜12.10.
ガニメデリミやっとクリアしたー^^ラストわちゃわちゃやったらゲージが思ったより
減らなくてクリアできた!みんなもやってみよう!
追記:PCのバックライトがブッ壊れたせいで画面が真っ暗。今も真っ暗でほとんど見えない。
修理にだすからしばらく音沙汰なくなります。ごめんね!
サンボル。〜11.29.
マックスバーニングプレイしたらBlackYさんとマッチング出来た!ラッキーだ^^
EXHAUSTで948万とか出しててスゲーって思った!
サンボル。〜11.22.
今日からKAC曲が配信!12曲とか多すぎてお腹いっぱい!
インターネットユーザーを対象にしたと言うだけあってこの選曲には共感を覚える。BMSからの採用を見るあたり
更に多くのユーザーを取り込む気でいるのだろう。既に発狂BMS勢の友人が取り込まれました。本当にありがとうございます。
よく言えば超豪華ラインナップの様々なジャンルの曲を楽しめる、悪く言えばなんでもありみたいな感じですね。
自分は一インターネットユーザーとして最初から最後までサンボルを楽しんでいきたいです!\ガフ/
天庭。〜11.15.
あさき2ndアルバム『天庭』の公式HPが掲載されました。全身から小便漏れました。
来週から予約受付開始?私の心は滾った。
どれだけこの時を待ったのだろうか。本家あさきスレでは天庭の発売が吹聴されてから既に数多のスレが
渇望と辟易に満ちたコメントで埋め尽くされていった。満を持すること約11ヶ月、遂に天庭公式HPが公開された!
収録曲はまだ公開されていないが、今月中に公開されたらアルバムは来年発売でも問題はない。もうそれだけで
来年まで待てる。高揚が湧き止まぬこと桃源郷の如し!って感じです。
まあ魚氷に上り 耀よひては収録確定しそうなので
個人的には問題はないです。
マック。〜11.04.
ジャンクフードお腹いっぱい食べて幸せー。アクエリアスゼロ飲んでとどめ指すよー。
ドラマ。〜10.28.
海外ドラマのドクターハウスとスーパーナチュラルがおもしろい!みんなも観よう!
サンボル。〜10.22.
サウンドボルテックスが楽しいー。アピールカード収集とか唆られるし!なまはげのカード欲しいよ!
トリコロはS!ckが良曲過ぎてリピートが止まらないねー。充実した音ゲー生活!
病院怪談。〜10.14.
友人の神代のお見舞いをしに僕は病院に来た。
神代が入院してから1週間が経つ。治療は順調のようだが、神代自身の様子がどうもおかしいと聞かされたので訪れた次第だ。
「こんにちは〜 あの〜 友達の神代君をお見舞いに来たんですけど」
病院に入ってすぐ気がついたが、人がいる気配がない。受付のカウンターにも、待合室にも、自動販売機で飲み物を買っている人もいない。
「……どうして誰もいないんだろう …!」
廊下の向こうから白衣を纏った男がこっちにやって来た。医者という感じではない、ここの患者だろうか。顔色は良くなくお腹のあたりを手で抱えながら歩いていた。
「誰もいないんだよ 誰もいないんだ…… 君お医者さんがどこにいるか知らないか ずっと探しているんだよ」
「知りません」
初めて来た病院の医者がどこにいるかなんて見当もつかない。僕はそう言い残して立ち去り、神代の居る病室へと向かった。
「どこかなあ… 医者はどこかなあ 手術の途中なのになあ…」
男は切り開かれた腹部を見つめながらそう呟いた。
僕は神代が居る病室に到着した。
神代はおびえた表情でこちらを見ている。訳を聞くと神代はここ1週間の出来事を語りだした。
「…気味が悪いんだよこの病院」
この病室には神代の他に患者はいなかった。仕切りのカーテンが開きすべてのベッドが空の状態だった。
「本当に気味が悪いんだ… 昨日の夜もベッドで寝ていたら足元に痩せた女の人が座っていて すぅ〜〜っとこっちに近づいてくるんだ 天井にへばりついた赤ン坊がカサコソ這い回っていたこともあったし 夜トイレに行こうとしたら長い廊下の向こうで浴衣姿の女の子が手招きしてるんだ 思わずあとずさったら後ろは階段で 危うく転げ落ちるところだった そしたらいつの間にか女の子が目の前にいて『落ちればよかったのにィィ〜〜ッ』って物凄い形相で迫ってきたよ」
「だ… 大丈夫だったのかよ神代」
「ああ 必死で逃げたよ あの階段がある場所にはもう行ってない …なァ山岸!もうこんな所いたくないよォッ!!僕を連れて帰ってくれよォッ!!」
神代の精神はもう限界らしかった。胸ぐらを掴まれ懇願された僕は友人の頼み事を聞くことの他、彼をなだめる方法を思いつくことが出来なかった。
「わかったわかった 落ち着けよ」
僕は神代を背負って病室を出た。神代が僕を急かす。
「早く早く! 追いかけてくるよォ! 僕を捕まえに来る… 病院が僕を捕まえにくるゥ!!」
必死で走った。神代の動悸が激しくなってきているのと同じくして僕の動悸も激しくなっていく。どこからともなく呻き声が聞こえてきた。まるで病院そのものが生きていて、まさに今その口で僕らを飲み込まんとしている様だ。
病院の玄関を出ると背中が急に軽くなった。
「か… 神代!?」
振り返ると、病院なんか無かった。
その夜、自分の家に帰って窓の外を見ると”あの”病院がすぐそばに現れていた。
窓に神代の顔が見えた。その咫尺な距離から覗く神代の目は何を訴えていたのだろうか。
高橋葉介著「学校怪談」83話「病院怪談」より抜粋
掛け持ち。〜10.10.
バイトの掛け持ち大変だー。
伝説とシルドリと着物がついにAA乗った!
一応目標は達成したから、次は冥とパラリスがワンチャンあるかも。
ダンレボ。〜10.02.
スーパーサムライとクレイジーラブがAA乗った!
後は着物とシルドリだけだ!
更新情報。〜9.24.
guitarfreaks&drummania系列 |
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DWIのカテゴリから。 |
Sis Bond Chit名義のあさきはガチ。
これを10万Hit記念のDWIってことにします!
アルバイト。〜9.23.
来月からアルバイト掛け持ちだー!うれしー!お金ザクザクー!
ダンレボ。〜9.18.
B4U(VOLTAGE Special)と鳥フェニ鬼がAAのった!
どたどたパネル踏んでたらコンボが結構つながって95万に届いた!
暇人。〜9.17.
弟は東京に旅行^^親父は八甲田山にバイクでキャンプ^^
自分は一日中おバイト^^
ジキルとハイド。〜9.12.
”少女Aの話”
私は前から体が弱く、その日も授業が終わって帰ろうとしたんですけど、どうにも体に力が入らなくなってしまって廊下で一人うずくまっていたらクラスメイトのB君が保健室に連れていってくれたんです。
生憎、保健の先生はいなかったんですけど生物のC先生が通りかかりました。
「なんだ どうかしたのか?」
訳を説明すると保健の先生の代わりにC先生とB君が看病をしてくれました。
「貧血かな ちゃんと眠って食べてるかい? 無理なダイエットなんかしてないだろうね?」
先生はおもむろにポケットから錠剤の入った瓶を取り出しました。
「そうだ この薬を飲んでごらん 強壮剤だ 僕も体が弱くてね 自分で調合したこの薬をいつも飲んでいるんだ」
「先生が調合したんですか?」
「僕は薬剤師の資格も持ってるんだよ」
私は薬を飲み、横になりました。先生とB君は心配そうにベットの側にいてくれています。
しばらくして私の中で何か奇妙な変化が起こってきました。それはまるで黒い雲の様にムラムラとわき上がり、私の体と意識を支配する様でした。
悪い事がしたい。人を傷つけたい。人を殺してしまいたい。
次の瞬間、私はB君に飛びかかり首を絞めようとしていました。
”少年Bの話”
もの凄い形相で、元の女の子の面影はほとんど無い様に見えました。そしてすごい力でした。僕とC先生は二人がかりで彼女を押さえつけなければならなかったんです。少しすると彼女は落ち着き元に戻った様でした。
僕は先生に質問しました。
「先生!いったいこの子に何を飲ませたんです?」
「量が多すぎたかな…変だな 副作用な何もないはずなんだが」
「だって現に…!」
すると先生は言葉を遮って、声を荒げて言い放ちました。
「うるさい!僕だってこの薬を毎日飲んでるんだ! …今までに一度も副作用なんて出た事は無かった そうとも 副作用は無い…副作用なんか…無いんだ 副作用は無……い……」
先生はうわごとの様に同じことをブツブツと話し続けていました。僕は女の子を連れて廊下に出ました。C先生に何か異常が起こり始めているのがわかったからです。
保健室を出て外に出ようと歩いていると、後ろからC先生が追い掛けてきました。
しかし、その様相はもはや先生ではなく別の恐ろしい怪物でした。
「まてええええっ!! 殺してやるゥッ! 殺してやるぞォォォォ! おまえら二人とも引き裂いてやるゥゥゥ〜〜〜ッ!!」
僕たちは必死で逃げましたが、すぐに追いつかれました。そして先生の手が僕たちを捉えた瞬間、それは起こりました。
「やめろォォォォ〜〜〜ッ!! やめろやめるんだ!! やめろォォォッ!!」
先生が元に戻ったのです。しかしすぐあの恐ろしい怪物に変わってしまいました。
「殺してやる!殺してやるぞ!! おまえらの腹わたを喰いちぎってやるゥッ!!」
「やめろ!僕はそんな事はしないぞ! お前達早く逃げろ!俺から離れるんだァッ!!」
僕たちが呆気にとられていると先生は徐々に左半身が怪物に、右半身が元の姿になりだしました。
「殺してやるうゥゥ〜〜〜ッ!!」
「やめろォォォ〜〜〜ッ!!」
ベキッ… バキッ! ゴキッ!
「うおおおおっ!!」
「わああああっ!!」
…ドサッ!
先生の体はまっぷたつに裂けました。左半身は怪物のままでしたが右半身は元の先生に戻っていました。
先生は僕らを守る為に自分自身と戦ってくれたんです。
高橋葉介著「学校怪談」89話「ジキルとハイド」より抜粋
野菜炒め。〜9.09.
昼ごはんは野菜炒め!4人分作るとフライパンからはみ出してぽとぽと落ちる!
赤マックス鬼やったあとにアンリミやったらAAでたー。やっぱり人体は慣性に従うよー。
倦怠。〜9.02.
月末にお給料が入るまで何も出来なかった。毎日お昼寝。
アンリアルがAA乗った!1曲目からBPM180の曲だけやって、最後にアンリアルやったら思いのほかBPMに慣れてタイミングがとれた!
これからこの方法でAA乗せていこう。
日曜日。〜8.26.
初めての技能講習の教官が乱当たり待ちで言うところの超アタリだった。すっとこの人がいいな。
アンリミ激、伝説激、赤マックス激、がAA乗りそうで乗らないー。ワンチャンこい!
自動車学校。〜8.23.
じしゃが通い始めた!これから毎日車に乗ろうぜ?
日曜日に初運転だ!
蛭。〜8.19.
「夏休みにさ 家族で母さんの実家に泊ったんだ 田舎の方でさ 近くに沼地があったんで僕は1人で小さな子供みたいにザリガニを探したりトンボを追ったりした 田舎道を帰りがけに気付いたんだ」
「あ 蛭だ」
「足に蛭が吸いついて僕の血を吸っていた 僕はしゃがみこんでそいつを引きはがした」
「だけどさ 首筋に喰らいついたヤツに気がつかなかったんだな」
ず…ずず…
「え!?」
ず…ずっずぅ〜〜〜っ!!
「…いつのまにか僕は裸で立っていた 足元にはひからびたミイラみたいな”かたまり”が転がっている」
「”そいつ”は僕の服を着ていた」
ここで僕は話を切った。
「なにそれ どういう意味だよ肥田?」
夏休みの終わりにクラスメイトの肥田は僕の家にやってきた。会って何をするかと思えば、肥田は唐突に語りだしたのだ。
僕は黙って聞いていたがどうも様子がおかしい。ミイラがなんだって?肥田はまた語りだした。
「僕も必死で考えた どういう事なんだろうってね それでその…きっとこういう事なんだ あの蛭は獲物の血を吸いつくしてその姿を借りるだけじゃなく―――」
「”記憶まで吸収するんだ” つまりその…今ここにいる僕は僕じゃない 人間の”僕”の記憶を持ち人間の僕の姿を借りた”蛭”(ヒル)なんだ」
肥田は話の続きを語り始めた。
「僕はミイラの体から服を脱がして着た そして”そいつ”を沼に捨てた それから家族の所へ帰ったよ」
「親父もお袋も全然疑わなかった そりゃそうさ 僕自身信じられないよ ちゃんと人間の記憶が残ってるんだから 自分が本当は蛭だなんて信じたくない」
ここで僕は話を切った。
「ちょ…ちょっと待った 今コーヒーでも入れてくるからさ」
「…だけど この頃変なんだ」
肥田は僕の言葉など聞いていないようにブツブツ独り言のように話を続けている。
「続きはそれから聞くよ そこで待ってろ いいな?」
そう言って僕は部屋を出た。しかし肥田はまだ話し続けている。
「ふっと気が遠くなる事がよくあるんだ ひょっとして人間の記憶が消えかかっているのかもしれない」
「僕はまた蛭に戻ってしまうのかな 考えると怖いんだよ 僕はとても怖い…」
僕は台所に行きコーヒーを探す。母が話し掛けてきた。
「大丈夫なの肥田くん? 来た時から様子が変だったけど」
適当に誤魔化した。僕もよくわからないのだ。一体どうしてしまったというのだろう。クラスでは常に成績トップの肥田がこんなよくわからない話をしに来るだなんて。
「う〜〜ん……… 受験ノイローゼかな〜〜」
「そう… あとでケーキ持っていくから」
「ん」
コーヒーを入れ、僕は部屋に戻った。一息ついてよく思い返せば、ただの夢だったという事もある。そう思いながら部屋の扉を開けると肥田の姿が見えなかった。
「あれ?」
僕の部屋に男性一人完全に隠れる事が出来るスペースは無い。
「肥田? 何処へ行ったんだ?」
肥田が座っていた所には服が落ちていた。これは肥田の服だ。服だけを残して肥田は消えてしまった。
「……? おい…何処にいるんだよ?」
僕は肥田を探した。首筋に付いた蛭には気がつかなかった。
母がケーキを持って部屋に入ってきた。
「涼くん ケーキ… な…何よ裸で どうしたの? …あ!」
僕はいつのまにか裸になっていた。そして、足元にはひからびたミイラみたいな”かたまり”が転がっていた。
”そいつ”は僕の服を着ていた。
「母さん ”僕”は…本当に”僕”なのかな…?」
高橋葉介著「学校怪談」36話「蛭」より抜粋
釜石。〜8.13.
岩手県釜石市行って来たー。友人の家に2泊3日したんだぜー。
海の幸が豊富な町だった、特に鰹の刺身が絶品。
でもけっこう痛々しい風景も残ってたな。高台にあった友人宅は無事だったけど、海に近い家(があったところ)はボロボロだったー。
友。〜8.04.
先週ダンレボしてて財布忘れた!でもゲーセンで知り合ったDDRerの人に拾ってもらってた!
中身も無事だったし、ホント助かった!
もつべきものは友だなぁと思われ。
我慢。〜7.28.
オナニーは我慢できてもパァーノゥ踏むのは我慢できない。
あさき2ndアルバム「天庭」制作再開されたっぽいなー。今年中に出てくれればすごく嬉しい。
骨喰い滝。〜7.22.
僕は川の水を飲んだ。
透き通った川の上流には水がドドドドと音を立てて流れ出ている。こんな立派な滝が見れる場所はそう無いだろう。
僕らは夏休みを利用してキャンプに出掛けていた。電車で駅を乗り継ぎひたすら歩いてたどり着いたのは緑一色の名も無い山中だった。他にキャンプをしに来ている人はおろか、近くに人がいる気配すらない。
テントを張り終え、食料の調達といい二手に分かれ魚を捕りに行った友達二人の姿が見えなかった。
川の音しか聞こえない。
「あれ? あいつら何処にいったのかな」
ぼやきながら河川を上っていく。滝から出る水の音が大きくなっていく。すると、声が聞こえてきた。
「おーい 山岸! ここだここだ!」
あいつら呑気に川で泳いでやがる。食料を持参せず現地で調達しようと言ったのはあいつらだぞ。
少しばかり憤懣が渦巻いたが間髪いれずに問い質した。
「何やってんだよ おまえら?」
「何って泳いでんだよ」
「気持ちいいぞォ〜〜〜」
「おまえも泳げよ」
もう昼の時間はとっくに過ぎていた。あれだけ歩いた後ほとんど何も口にせずに泳ぐ気力があるとはたいしたものだ。
が、確かに気持ち良さそうだ。水は驚くほど透き通っているし、朝から動きっぱなしで汗もかいている。僕は誘われるがまま服を脱ぎ出した。
「よォ〜し 待ってろ」
上着のボタンをはずし始めて僕は気がついた。
「!!」
僕を見上げる友達二人の首から下が骨だけになっている。
透き通った水のおかげでよく見える。異様な光景だった。二人は首から下が骨になっていることに気がついていない。
「わああっ!?わああああっ!!」
大声をあげて逃げ出す僕の後ろから二人の声が聞こえてきた。
「お〜〜い 山岸?」
「どうしたァ〜?」
「山岸ィ〜〜ッ…」
振り返ると彼らは川の中で静謐と佇んでいた。そして二人は、川の中に蕩然と崩れ落ちていった。
ボロッ!ボロッ!ズシャッ!ぐしゃっ!ざばっ!!
何か、大きな声をだして必死に走っていたのだろう。ただ下流に沿ってあの恐ろしい光景から逃げていると、川の傍に居たおじいさんに止められた。
「おっと おどれェたぁ! 危ねェぞ坊主! なんだおめェ この辺の者じゃねえな?」
僕は無我夢中で助けを求めた。
「た……助けて! と…友達がほ…ほ…骨に ほ…骨に……!」
おじいさんは何か悟った様な表情で静かに答えた。
「ははァ……さては おめェら”骨喰い滝”で泳いだな?」
「ない…変だな 何処にも骨がない…」
僕とおじいさんは川の上流までたどり着いた。相当長い距離を僕は走っていたのだろう、”あの”場所まで歩いて三十分も掛っていた。僕は知った風な返事をしたおじいさんを連れて来た。連れて来たはいいが、あの恐ろしい光景がフラッシュバックしてくると思うと足が竦んだ。しかしそうする事の他やれることが無いのもまた事実だ。
「本当なんです 嘘じゃない 本当に友達が骨になって…!」
「落ちつけ 分かってるよ」
歩いて来る途中に少し話をしたがこのおじいさんはやはり地元の人で、山中を抜けると村があるらしい。地元の人はこの滝には決して近づかないという。おじいさんは差し詰め、この滝の番人か何かだろうか。落ちつけと言われ、頭の中で先程の光景を思い出しながら色々なことを妄想していたが口に出すことは無かった。話すことが無くなって俯いているとおじいさんが話し掛けてきた。
「………東京から来たんか?」
僕は正直に答えた。
「学校が夏休みだから…友達と三人でキャンプに来たんです」
おじいさんは語りだした。
「ここは昔から”骨喰い滝”と言われてるだ 何もしらねえ奴が泳いでいるとあっという間に骨にされちまう それこそ本人が気がつかねえうちになァ」
「ほれ 魚の活け造りみたいなもんよ 腕のいい板前がさばいた魚は骨だけになっても水に戻してやると泳ぐって言うじゃねえか …まァ おめェ一人でも助かったのは運がよかったと思うこった」
僕は頭の中がまっ白になったまま山を降りた。一人で電車に乗った。二人の家族になんて言おう?こんな話信じてくれるだろうか。
……それにしてもさっきからどうもお腹の辺りがスースーして風通しがいいのだ。
そういえば、僕は”あの滝の水”を飲んだ。
「あ」
高橋葉介著「学校怪談」30話「骨喰い滝」より抜粋
試験。〜7.21.
来週から試験始まるー。あうあー。
パネル踏みたいのになー。
靴。〜7.14.
ダンレボ用のくつ届いた!150gとか軽すぎ!スコアモリモリ上がりそう!
座敷童子。〜7.11.
「尾いてこないで! あっちに行ってよ!」
「カワッテ アタシトカワッテ」
夏休み明けの登校日、クラスメイトの中井有紀の様子がおかしい事に気がついた。
「う〜す 久しぶり ん?何だ?」
「お 山岸 中井が変なんだ」
「あァ?」
中井は自分の席に向かって指をさし、ワナワナと震えながら必死の形相で”何か”に話し掛けていた。
「どいてよ! そこはあたしの席なんだから! そこをどきなさい!!」
他の人は何もいない空間に話し掛けている中井を心配している。
「有紀ィしっかりしてよォ 誰もあんたの席に座ってなんかいないってば」
「気持ち悪いなァもォ〜」
確かに席には”誰も”座ってはいない。しかし、中井には”何か”が視えているのだ。見ているこっちまで錯覚しそうだ。
「”そこ”をどいて!!」
”何か”は中井の席に座りながら中井を見上げこう言った(様に見えた)
「カワッテ………アタシトカワッテ…」
「気がついた?」
「山岸くん ここ……保健室?」
「うん おまえ教室で急に倒れたんだ びっくりしたぜ 先生呼んでくるよ」
「待って 一人にしないで …話を聞いて」
震える手を持ち上げ呼び止める中井は僕が振り返った瞬間に語りだした。
「夏休みに田舎のおばあちゃんの家に泊まったのよ 夜中一人で広い日本間に寝ていたら…着物を着た小さい女の子が私を見降ろしてるの」
「なにそれ…座敷童子みたいなもん?」
「分からない その子があたしに言うのよ」
「アタシトカワッテ モウ”ココ”にイルノアキタワ」
「こっちに帰ってからもその女の子は現れたわ あたしについてきたのよ」
「アタシトカワッテ」
「今日はとうとう学校にまで尾いてきたわ あたしの席に座っていたの あたし…怖くて…」
「おい 大丈夫かよ!」
「あたし怖いの…なんだかあの女の子に あたし自身がとってかわられる様な……」
「そんな気がするのよ」
「…馬鹿だな 何言ってんだよ 有紀は有紀だろ 他の誰かになっちゃうなんてありえないよ」
「……本当にそう思う?」
「あたりまえだろ」
「ありがと」
中井有紀はその後すっかり元気になった。女の子とおしゃべりをしてよく笑った。夏休み前と少しも変わりがなかった。
ところで僕はこの頃 よく変な夢を視るのだ。
どこか暗い田舎家の和室でどこかで見た様な顔の女の子が僕に助けを求めるように悲しい顔をしてこちらを見ているのだ。
僕は確かにその子を知っているのだけれど どうしてもそれが誰だか思いだせないのだ。
高橋葉介著「学校怪談」34話「座敷童子」より抜粋
ぽぜ。〜7.08.
ぽぜエキスパ94万のった!こりゃあワンチャンあるか!
記念。〜7.03.
10万HITキタ!記念日にしよう!
そんなこんなで3年と幾月管理していますが、このサイトに来て頂いているいるみなさんのためにも尽力の限りを尽くしたいと思っています!ただの感謝の気持ちの表れで具体的に更新頻度を上げるとかイベント事を増やすとかは厳しいんですけどね!
サイト改装も視野にいれていこう。それと代理DWIがないとこのサイト回っていかないよ!s-ikeクン!早くDWI送ってね!
記念DWIはもう少し待って下さい…。
おしゃべりな卵。〜6.25.
鳥羽京子が校舎の屋上から飛び降りたのは放課後、生徒全員が下校してからだった。
何しろぐちゃぐちゃだったらしいよ。僕は現場を見た訳じゃないけど。運が悪かったのは、翌日登校して”それ”を発見した連中さ。
鳥羽京子の死体にはたくさんのカラスが群がっていた。カラスってのは都会にもいっぱい居るもんなんだな。奴ら、何だって喰う。思いがけないごちそうに大喜びさ。
「キャアアアッ!」
「わぁ!」
「おええっ!」
もちろん警察が来た。マスコミも来た。そしてテレビで報道された。タイトルは『またもいじめ自殺?』
「……私たちはもう一度この問題について深く考えてみる必要があるのではないでしょうか」
とナレーターは話していたが、深く考えているヒマはなかった。どこかの馬鹿が起こしたハイジャック事件に世間の関心は移った。
そして皆、忘れた。鳥羽京子の事は。
それから少しして、家に帰ろうとした僕をクラスメイトの立石さんが呼び止めた。
「山岸君ちょっと来て」
「立石?なんだよ?」
「………あそこの下駄箱から変な音がするの」
確かにガサゴソと中で何かが動き回っているような音がする。
「あれ鳥羽さんの下駄箱よ…」
「……よせやい」
僕はそっと下駄箱のふたを開けた。すると勢いよく黒い何かが飛び出してきた。
「わあ!?」
「カラスだわ!」
「くそォ〜〜っ!びっくりさせやがって!!」
「あら?」
「何だ?」
「タマゴよ カラスがタマゴを産んでいったわ」
「ホントだ」
その瞬間、タマゴにピシ!っとひびが入った。
「忘レナイデ…………忘レナイデ…………私ヲ忘レナイデ……」
タマゴのひびの間から声がしたのだ!
「きゃあっ!!」
「わあっ!?」
立石さんは驚いて持っていたタマゴ落とした。タマゴはグシャッ!と音を立てて割れた。僕らはしばらく無言だったが、立石さんが気付いたように声を漏らした。
「……今の鳥羽さんの声だったみたい」
僕らは一緒に下校した。カラスがやたらと多い。空を見上げなくてもわかる。凄い鳴き声なのだ。
「………鳥羽京子ってさ どんな子だっけ?」
「あたしは知らないわ 直接話したことないもの」
「いじめられてた?」
「さぁ……?女の子の間でも話題になったことは無いわ」
「無視されてた訳?」
「そういうのでもなかったと思うわ いるのかいないのかわからない子だったんじゃない?」
一向にカラスが減る気配がない。僕らの上空を飛んで付いて来ているのではないか、そうさえ思えてくる。
「話をした事もなかったな 同じクラスなのに」
「さびしいよね そういうのって」
「まさか………彼女 自分を覚えてもらうために自殺したんじゃないだろうな」
「え?まさか」
そんな考えが頭をよぎって離れなかった。それからは立石さんと話さずただ歩き、気がつくと家に着いていた。
「ただいま」
二階の自分の部屋まで行こうとすると首筋に妙な違和感を感じた。それの正体が開いた窓から入ってきた風だと理解したのは部屋の扉が開いていることに気がついた時とほぼ同時だった。
「!!」
自分の部屋に入るとカラスが一羽、机の上から僕を見ていた。ガアァァ!!と鳴いたかと思うと、翼を広げて窓から出て行ってしまった。ベランダから振り返って見た机にはタマゴが一つ、在った。
「…………タマゴだ」
ピシ!っと音を立ててひび割れたタマゴの間から、あの声が聞こえてきた。
「忘レナイデ…………忘レナイデ…………私ヲ忘レナイデ……」
翌日、校門近くで見つけた立石さんに駆け寄った。
「立石さん!」
「山岸君…」
「聞いてくれ!昨日帰ったら」
「あたしの部屋にカラスが居たの」
「タマゴを産んで」
「割れ目から声が」
「”忘れないで”」
「”私を忘れないで”って」
「えっ君も?」
「あなたも?」
すると周囲から声が掛った。
「タマゴだって!?」
「カラスだって!?」
「昨日 俺の部屋にカラスが来て」
「タマゴを産んだのよ」
「割れ目から声が」
「”忘れないで””忘れないで”って言うのよ…」
「君も?」
「あなたも?」
「おまえも!?」
「……みんなそうなのか!?」
カラスが集まってきた。
ギャアギャアと鳴いているカラス達は闇然として空を覆い意思統一された軍隊の様を奏した。その中で僕は確かに、鳥羽京子と思われる顔を見たのだった。
「忘レナイデ…………忘レナイデ…………私ヲ忘レナイデ……」
高橋葉介著「学校怪談」28話「おしゃべりな卵」より抜粋
早口言葉。〜6.21.
早口言葉楽しい!
赤パジャマ黄パジャマ茶パジャマ。
これがムズい!
この竹垣に竹立てかけたのは竹立てかけたかったから竹立てかけた。
回転。〜6.16.
キィィィィッ!ドンッ!
目の前で女の子が車にはね飛ばされた。彼女は僕めがけて頭から一直線に落ちてきた。
「やあ 目を開けたぞ」
「大丈夫かねっ! 動いちゃいけない」
「君は事故に会ったんだ」
「すぐ救急車がくるからね」
「車にはね飛ばされた女の子が君に頭からぶつかったんだ」
「…!」
僕は彼女を見た。頭から血を流している。
「女の方はダメだ もう死んでる」
「ひどい事故だ… まったくどっちが死んでもおかしくない事故だった」
「君の方が幸運だった」
「あ…君 動いちゃいけないったら!」
「やあ 目を開けたぞ」
「大丈夫かねっ! 動いちゃいけない」
「君は事故に会ったんだ」
「すぐ救急車がくるからね」
「君は 車にはね飛ばされて道を歩いていた男の子に頭からぶつかったんだ」
「…!」
私は彼を見た。頭から血を流している。
「男の方はダメだ もう死んでる」
「ひどい事故だ… まったくどっちが死んでもおかしくない事故だった」
「君の方が幸運だった」
「あ…君 動いちゃいけないったら!」
自然と私の目には涙が溢れて来ていた。
「私を……」
私は友人と共に事故の現場に足を運んでいた。
「ここね」
「そう」
私は持ってきた花束を脇道にそっと添えた。
「気にしちゃダメよ あなたのせいじゃないんだから 事故だったんですもの あなたとあの男の子とどっちが死んでもおかしくなかったのよ」
「違うわ 本当はあたしが死んでるはずだったのよ」
「そんな風に考えるのは良くないわ」
「いいえ… あの人 あたしの身代わりになってくれたの… あたしには分かるのよ…」
高橋葉介著「学校怪談」22話「回転」より抜粋
壁がある。〜6.07.
グロ注意。
「神田どうした?早く教室に入らないと遅刻だぜ」
「……行けない」
「え?」
「これ以上先に行けない……歩けないんだ」
「具合が悪いのか?」
「そうじゃない……壁があるんだ」
「壁?」
「……帰る」
神田はそう言い残してその場を去った。よく分からなかったが、見過ごすわけにはいかなかったので担任に報告することにした。
「壁?なんだそりゃ」
「わかりません」
「フン……登校拒否の一種かな?」
神田は翌日も学校に来なかった。次の日も、その次の日も……。神田は一週間登校しなかった。
帰り際に担任に声を掛けられた。
「山岸 今日の放課後にでも神田の家に寄ってみようと思うんだ つき合ってくれないか?」
実際のところ僕は一人で居ることが多かったが、神田が登校しなくなってからはより顕著にそう感じるところがあった。一つ返事をした。
「いいですよ」
神田の家に到着した。母親も僕らと似たようなリアクションをとるばかりであった。
「……とにかく訳のわからない事ばかり言って……毎朝学校へ出かけようとはするんですけどすぐに帰ってきてしまうんですよ ”壁があるからどうしても行けない”って」
家着のまま神田は座っていた。担任が話しかける。
「や……あ どうだ調子は?」
「…元気そうに見えますか 僕?」
「相変わらず壁があるのか?」
「うん あるよ」
そう言うと神田はここ一週間の経歴を語り始めた。
「十日程前だったかな……僕の前に 目に見えない壁が出来始めたのは
最初は…そう あれは休日だった 平日の僕の行動範囲なんてごく限られた狭いもんだからね 学校を家とを往復するだけさ」
「ガリ勉だったもんな おまえ」
「うん でもその日は休日だったからちょっと遠出をした 電車に乗って映画でも観に行こうと思ったんだ 駅までの道を歩いていると……ドンッってね ”ん?何だこれ!?”声に出してそう言ったよ 目に見えない壁があってどうしても前に進めないんだ…気味が悪かったよ 道を変えても駄目なんだ どうしても前に進めないんだ
それから2、3日して あの日……ほら 山岸が僕に声をかけた時さ
学校の前に壁があった 壁がせばまって来ていた 僕の行動できる空間はどんどん狭くなっていった……毎日 壁がどんどんせまってくる 今はもう……家の玄関を出てすぐ壁にぶつかるんだ 信じられないか? じゃあ今見せてやるよ」
そう言って神田と僕たちは外に出た。
「ほら……ここにある ここに壁がある」
それは不思議な光景だった。神田は何もない空間を手で押していた。まるで本当に見えない壁が在る様に、こちらまで錯覚しそうだった。
「壁だ 壁がある ……はは……はははははは」
数日後、神田の母親から電話が来た。
「山岸君?悪いけどすぐ来てもらえないかしら? ええ…そうなの なんだか……ひどく様子が変なの 先生にも今電話したところで…」
内容に由ると、昨日から食事も取らず、ずっと部屋に籠ったままなのだという。話しても壁があると言うだけでどうしようもない、といったところだ。いくらなんでもおかしい。僕はすぐに神田の家に向かった。
「お母さんは部屋の外で待ってて下さい 一人で話してみます」
神田は部屋で体育座りをして居た。大きさがギリギリの段ボールに無理矢理入っているような格好だった。
「神田……大丈夫か?」
「壁が……ぐんぐんせまって来たんだ もう壁じゃない 見えない殻だ 僕は完全に閉じ込められちまった ここから出られない………身動きもできない」
「しっかりしろ!今先生も来るから!」
「助けてくれ 今も見えない殻はぐんぐん縮んでるんだ 僕は潰される!苦しいんだ!助けて!」
「あっ…」
その瞬間、神田は徐々に巨大な万力で締め付けられるが如く縮まり、遂に不可解な音と共に絶命した。背骨が飛び出てひしゃげ、四肢がねじ曲がり、圧縮された眼窩から眼が飛び出した。穴という穴から鮮血が吹き出すが、見えない殻で覆われているのか、全く飛び散らない。既に肉塊と化した神田はそのまま縮み、縮み………後には何も残らなかった。血の一滴もこぼさず 神田は完全に消えた。
我を忘れて視ていた光景だったが、気がつくと僕は神田宅から遁走していた。変な悲鳴をあげていたかもしれない。玄関を出てすぐ、担任がこっちに向かって来ているところだった。
「山岸!? どうしたんだ!神田がどうかしたのか?」
僕はわき目も触れず走った。すると
ドンッ
確かな感触がそこにはあった。担任が僕を呼んでいるがそれどころではない。壁があるのだ。目には見えない壁が。
「……壁だ 壁がある 見えないけどある 壁だ……壁だ! 壁がある!!」
高橋葉介著「学校怪談」26話「壁がある」より抜粋
誤り。〜6.07.
「輝よひて」じゃなくて「耀よひて」だね。これはひどい。
修正しました。
気がつかないもんなんだよねー。
中間テスト早く終われ!
更新情報。〜5.27.
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背景画像は
へきを氏から拝借しました。
リフレクビートの曲だけどいずれギタドラに移植されるよね!きっと!
金魚。〜5.20.
「坊主 金魚すくいをやっていかんか」
夜、人気のない道を通り帰宅していた僕に声をかけたのは40代くらいの痩せたおじさんだった。
「代金は 一回でお前の命一年分だ」
何故か、不思議と納得できた。時期も時期で金魚すくいをやること自体珍しくはない。ここ一ヶ月ろくに頭が働いていなかった所為もあると思う。あの日を境に僕は自分の命というものに何の価値も見いだせなくなっていたのだ。
「高いと思うか? 金魚をよく見ろ」「あ……」
金魚には顔があった。桑野、石川、斎藤さん……。
「そうだ…三人共死んじゃったんだ 僕のせいで…」
あの日、学校の帰り道の公園で僕と桑野の石川と斎藤さんは急に降りだした大雨の中を走っていた。大きな木の下で雨宿りしていこうと言いだしたのは僕だ。斎藤さんは雷が怖いからやめようって言ったのに。
ピカッ!バッシィィィン!
雷が落ちて三人共死んだ。僕だけ生き残った。僕のせいでみんな死んだ。
「坊主 友達を助けてやりたいか? こいつですくってやれば生き返る 料金はお前の寿命だよ」
「よし…!」
僕は奮起した。たとえ何回失敗しようともみんなを助けようと思った。
「ゆっくりゆっくり あわてると紙が破れるぞ ヒヒヒ……」「あ しまった」
「ほれ もう一回」「くそっ!」
「ほれ頑張れ」「また駄目だ!」
「ヘタクソめ どんどんお前の寿命が縮まるぞ」「やった!」
「よし うまい」「もう一匹!」
「いいぞ 調子が出て来たな さァ最後の一匹だ」
「くそっ!」「しまった!」
「ほれほれ もう坊主の寿命は後がないぞ もうあきらめるか?」
だんだんと目眩がしてきている。しゃがんでいるだけなのに呼吸が荒い。あと一匹なのに。
「いやだ… もう一本よこせ 早く!」「これが最後一本だ 頑張れよ」
「やった…! みんなすくったぞ!!」
バシャッ!
そのとき、フッと意識が飛び僕はビニールの張った水槽に顔面を落とした。
「お見事 坊主、お前はよくやった」
そんな声が聞こえた気がする。達成感と安堵が僕の頭を満たした。これで良かったのだと、晦冥に沈む意識が最後に絞りだした声だった。冷たい水が妙に心地よかった。
声が聞こえた。聞き覚えのある声だ。
「山岸!」「山岸くん!」「おいしっかりしろ!」
「……え?」「よかった生きてたァッ!!」
「雷が落ちたんだよ」「みんな気絶してたみたいだ 知らないうちに雨も上がったよ」
「桑野…石川…斎藤さん!みんな生き返ったんだ!良かったァッ!!」「えっ」
「だけど……僕はどうしていきてるんだろう?」「山岸くん……だいじょうぶ?」
坊主 お前はよくやった 金魚を一匹おまけしよう
高橋葉介著「学校怪談」77話「金魚」より抜粋
ひまわり。〜5.11.
テストうp。
興味が湧いたらマンガも読んでみてね!
半袖の制服に衣替えをしてしばらくのある日、目の前をひまわりの花が歩いて行くのでびっくりした。
視線を下にずらすと、かわいらしい着物を着た少女が走って居るのだった。
「なーんだ」
と内心驚いていた自分に言い聞かせた。登校途中の車通りが多い通学路で僕を追い越して行った少女は
空き地の目の前の車道脇にひまわりを置きしゃがみこんで拝みだした。
ここで誰か死んだのかな、と思いながらしばらく歩くと、キキィッ!ガシャーン!とけたたましい音が聞こえた。
「事故だ事故だ!」「子どもが車にはねられたぞ!」「空き地の前の道だ!」
「…事故の多い場所なのかな」
その時はあまり気に留めなかった。
登校する生徒が校門を通り抜けていく。
ふと気付くとあの少女が校門横にひまわりを添えて拝んでいる。なぜこんなところにいるのだろう、と考えていると
目が合った。こっちを見て笑っている。すると
ドサッ!という音がした。
「えっ!?」
僕は振り向くと反対側から歩いてきた女生徒が倒れていた。
校門に立っていた先生が近寄って来る。
「何だどうした?」「急に倒れたんです」
「日射病かな?…いけない息をしてないぞ!」「え!?」
「誰か保健室に行って先生を呼んで来い!早く!」
倒れた女生徒は病院送りになった。その後どうなったかは知らない。
帰宅途中、またしてもひまわりを持った少女に会う。今度は近所の金田さんの家の横にひまわりを添えている。
小さいころから付き合いのある金田さんは今でも仲は良い。
またあの子だ、そう思った瞬間、何か言いようのない不安が背中から押し寄せてきた。目があった。こっちを見ている。少女は笑みを浮かべていた。
夜、風呂から上がるとせわしない様子で喪服に着替える母を見た。
「大変よ!」「どうしたの」「金田さんの所のおじいさんさっき亡くなったんだって」「え」
「母さんちょっと手伝いに行ってくるわ 今夜はお通夜よ 遅くなるからね」
言葉にできない感情を抱いたまま何も言えずにいると、母は出ていった。
朝家を出ると、目の前に少女がいた。案の定ひまわりを持っている。
「今度はそのひまわりをどこに置く気だ?」
少女は答えない。
「君が花を置いた場所で必ず人が死ぬんだ そうなんだろう?」
「フフフ」
少女は背を向けとたとたと駆けだした。
「おい!待てよ!」
少女は近くの空き地に入り、僕は目にした。
「あっ」
あたり一面ひまわり畑だった。何本あるかなんて到底わからない。少女は誇らしげに両の手を広げ、こっちを見て笑っている。
目が合った。
その時 空からものすごい爆音が聞こえた
見上げると コントロールを失った旅客機が一面のひまわり畑めがけて突っ込んで来る所だった。
高橋葉介著「学校怪談」79話「ひまわり」より抜粋
贅沢。〜4.30.
パァーノゥ踏んで温泉入る一泊二日の贅沢を満喫してきた!
仙台から帰ってきてた友人が加わって尚良かった!GWは楽しまないとね。
副管理人のs-ikeにGWはないらしいですが・・・。限りある時間を楽しもうね!
オンラインが復活する気配がないのでステマニのプレイ頻度が落ちてるよ!なんともならないけど!
このままの来客数だと誕生日あたりに10万HIT記念DWIを公開しなければ。モチベェ・・・。
光。〜4.26.
居間の蛍光灯ぶっ壊れたからリモコン式のやつに代えた!
20年使ってるからもうよかったよね。
カクテル。〜4.19.
久しぶりにおバイトないから、友人宅でカクテル飲んだ!ジンとかテキーラとかいっぱい格納してあって
おいしいお酒飲めた!1杯50円で!格安ってレベルじゃねーぞ!
学校怪談。〜4.17.
中学生の時に買った「学校怪談」ってマンガ読んでる!全15巻で、かなりおもしろい。
可笑しい方じゃなくて、こう、想像的な、こういう展開もあるんだなぁと思ったり。言葉足らずで
うまく言えないけど、かなりおもしろい!
レビューには、日本では珍しいブラックジョークを描いた作風に惚れたとか書いてあったよ!
自分は5巻の「ひまわり」が好きです。4巻の「心臓抜き」もいいなー。みんなも読んでみてね!
新入生。〜4.09.
この時期は新入生が真面目に大学に通っているので、いつもより人口密度が高い気がする。
自転車も溢れかえってるし。
なにか新しいこと始めなきゃいけないのかもなーと思っていたり。
始まり。〜4.01.
3月最後の週はバイトしかしてませんでした。引越しの。おかげで規則正しい生活習慣が身に付きました。
車校に通うためだからね。やっぱりお金がないとね。
そういえば従姉妹が結婚したんだった!先週の日曜日に!身内だけでやる小さい結婚式でしたが十分楽しめました。
新郎がギターを弾いて、従姉妹がお琴を弾きました。
家族に婚約発表したのが今年の1月なのによく間に合ったよね。自分も同じタイミングで知らされたのですが、
本当はもっと前段階で話した方がいいみたいですね。
子どもができたら自分はおじさんになるのか?まあ、いいや。
ミラクル神様。〜3.17.
自分「やっぱ金土は県外からくる客が多いから混むよなー」
相方「ケニアから来るんスか!?」
自分「ちげーよw 県外だよ県外!どう聞き違えたらそうなるんだよ!」
相方「ですよねーw」
と控室で談笑していて、店に入ったら個室に黒人が一人
なまはげ「どごがら来たおめぇ!」
黒人「ケニアカラキマシタ」
なまはげ「!?」
噂をすれば海外からでも飛んでくるね!
ほぼ予知だね!
お金。〜3.15.
お金が欲しいけど、お金目的でアルバイトしても本末転倒だよ!
そろそろアルバイト始めて1年が経つね。もう辞めるタイミングがわからない。辞めたらお店の心証に関わりそうで怖いんだ。
「君がいなきゃお店が回らないよ!」とか言われる立場ってなんかこう、責任感じるよね。
更新情報。〜3.09.
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譜面修正、追加、バナー、背景修正。
これでいいと思うところまで直すのに時間がかかる。趣事に妥協はしない方がいい。
終わり。〜2.21.
期末試験終わり!
追試終わり!
バイト終わり!
人生おわり!
解釈。〜2.14.
あさき氏の楽曲はなかなかどうして聞き取りづらいですよね。そこがまたいいんですが。
歌詞もまた複雑で、こんな言い方してねぇよって言いたくなるところも多々あります。そして色んな人が色んな解釈をしているわけです。そこがまたいいんですが。
この多彩な語彙の使いまわし方が圧倒させられる理由の一つであり、魅力なわけです。魚氷に上りなんて他に聞いたことありますか。いいえ、ケフィアです。
個人的に好きな楽曲は「予後の音」です。暗い曲調ですが、聞くたびに歌に込められた情景が鮮明に浮かび上がります。こんな曲は他にないです。
ここで私生活的な話ですが、あさきのセカンドアルバム予約した!ヒャッフゥゥゥ!もう延期しないで!春休み中に届いて欲しいから!
好きこそ物の上手なれ。嫌いなことはギリッギリまで手をつけない自分ですが、好きなことには積極的に取り組みます。そんな人間です。
それが人間です。おそらく。
インフル。〜2.03.
一昨日からフルっています。1週間外出禁止故にバイトも行けず大学にもいけないので来週試験にも拘らず勉強もできないという始末。
明日が見えない。
各試験担当の教授にインフルの診断書を見せて追試を受けさせてもらうようにしなくてはいけないしエトセトラ、家に引き籠ってるので
ストレスが溜まって愚痴も増える、すみません。
今はもう平熱まで下がったので調子は悪くないんですがね、鼻以外は。タミフルのおかげだね!
一番心苦しいのは今日行われる友人の送迎会に参加できないことなんだ。1年も留学するから、さすがに見送りたかった。残念でならない。
あれ日。〜1.29.
後輩と温泉行く予定だったけど中止してカラオケいってきた!あれの日って事前にわからんもんなのかね。
でも無理して温泉入るとあれだから、大人しくしててもらって自分たちはカラオケ行った、あれはさすがにマズイからな。
あさき。〜1.14.
リフレクトビートやってみた!あさきの新曲のジャケットがキメェかった!
謹賀新年。〜1.06.
なんか去年も同じタイトルだった気がする。
なにはともあれ、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
新年会もほぼ終わり、昨日寝ずの一日を過ごしたら本日16時間睡眠でございます。いい加減にしろ!
更新頻度も疎らになってきまして、身近なステマニプレイヤーがBMSや弐寺に移行していっちゃうけど、私はステマニをやり続ける所存でごさいます。
今年でステマニも5年目ですが、よろしくお願いします。
※緊急ミッション※
「冥王(鬼)」をAA以上 MAXコンボ200以上でクリアせよ!
※注意※
▼Judgedifficultは4で統一!
▼Optionは指定なし!
▼参加者はリザルト画面(スクリーンショット)を添付し、HN、スコア、MAXコンボ、オプションを明記して管理人まで一報ください!
◆こちら⇒【omagata0716あっとhotmail.co.jp】あっとを@に変えてください。
参加者にはシークレットDWIをプレゼント!!みなさんふるってご参加ください!